概要

「砂防関係施設の長寿命化計画策定ガイドライン(案)」に基づき、急傾斜地崩壊防止施設のライフサイクルコストの縮減及び修繕等に要する費用の平準化を図る予防保全型維持管理を「滋賀県砂防関係施設長寿命化計画」に導入するため、劣化予測に必要となる基礎データの収集・整理を目的として急傾斜地崩壊防止施設の点検を行いました。

業務内容

・調査　1.0式

（急傾斜地崩壊防止施設劣化予測に関する調査58箇所　中性化試験3箇所）

設計者より一言

対象施設は58区域であり、これら施設の目視点検を行うと共に、シュミットハンマを用いたコンクリート強度試験、ドリル法による中性化深さ試験、グラウンドアンカー工詳細調査を併せて実施しました。シュミットハンマを用いたコンクリート強度試験においては、設計基準強度を下回る施設があることを確認しました。グラウンドアンカー工の詳細調査においては、残存緊張力の低下が確認されたため、その対策案についても提案を行いました。