綿密な調査で地域の
安全・安心・環境を支える防災地質・測量・補償・環境・生態系調査
東北地方太平洋沖地震以降、各地で地震が頻発するとともに、地球規模での気候変動による大規模な水害や土砂災害の甚大化とともに環境破壊が懸念されています。その懸念を解消するためには、豊富な経験を持つ専門家による現地の調査が必要です。
キタイ設計は、「BIM/CIM」の本格導入に備え、測量用大型ドローン、地上型レーザースキャナー(TLS)を早期に導入。3D点群データを用いた測量・調査から設計に対応できる体制を着実に構築してきました。
最新の技術と綿密な現地調査に基づいた地形や構造物の確認のみならず、地盤や地下水の状態、さらには生態系への影響を含めた総合的な評価を行うことにより、安全性はもとより、生態系保全やライフサイクルコストにも配慮した最適な対応策をご提案します。
防災地質
地質、土質、基礎地盤、地下水など地下の不可視部分について、地表地質踏査、物理探査、ボーリング、各種計測・試験などの手法を用いて、地盤の状況を明らかにすることを、地質調査といいます。さらに、自然の地下水が「どこに」「どのような」状態で存在しているのかを正確に知ることは地すべり等の問題を解決するうえで極めて重要となります。
キタイ設計は、地盤に関する専門技術者が「1m深地温探査法」「多点温度検層法」「単孔式加熱型流向流速計による測定法」等の地温探査手法も活用しながら、精度の高い地盤調査をご提案いたします。
測量
計画や設計に着手する際には、現地の地形や既存構造物の位置、大きさ、面積等を正確に把握する必要があります。キタイ設計は、経験豊富な測量士が、測量用大型ドローンや地上型レーザースキャナー(TLS)等の最新の機器を駆使し、3D点群データを用いた測量・調査にも対応できる体制を整えています。
補償
公共事業を進めるにあたっては、土地を取得したり、建物等を移転したりする必要が生じ、国、地方公共団体等は正当な補償を行うことになります。その補償金額を算定するのが補償コンサルタントの仕事です。キタイ設計は、土地調査(土地の権利者の氏名及び住所、土地の所在等に関する調査、土地境界確認等の業務)と物件調査部門(木造建物、一般工作物、立木等に関する調査及び補償金算定業務)を登録しています。
環境・生態系調査
建設コンサルタントの業務は、それ自体、環境への負荷は小さい業務ですが、ライフサイクルを考えた際には、自然環境や生態系に大きな負荷を与え得る業務です。キタイ設計は、琵琶湖の近くに本社をかまえていることもあり、従前より環境問題については積極的に取り組んでまいりました。調査・設計対象地域に生息する希少動植物の調査や、猛禽類の現地調査、外来種の駆除方法の検討等、これまでの経験を活かして環境生態系の保全に努めています。